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ロストワックスの金型はなぜ安い?
金型の材質が○○だから
単純比較にはなりますが、ダイキャスト、鍛造、プレス、メタルインジェクションなどの成型と比較すると、金型費は1/2 ~ 1/10 程安くなります。
ロストワックス精密鋳造の金型費が安い最大の理由は、金型の材質がアルミである事です。
融点の低いアルミで金型を製作することにより、
- 材料費が安い
- 切削加工が容易な為、加工費が安い
- 従来の合わせ型ではなく一体型での設計が可能
では、ロストワックス精密鋳造だけ、ナゼ金型がアルミなのでしょうか。
それは、成型する材料が、ワックス(ロウ)だからです。
通常は、溶解した金属や、高圧高熱を持った樹脂パウンドを成型するのが金型になります。
当然、それらを成型する金型としてはアルミでは持ちませんので融点が高く、硬い、摩耗しにくい、つまりは非常に高価な材料を使う必要があります。
もちろん、加工に関しても放電加工、ワイヤー加工を駆使し非常に難易度が上がってきます。
ロストワックス精密鋳造の金型費が安い理由は、
- 金型の材質がアルミである事
- 金型で成型する材料がワックス(ロウ)である事が挙げられます。
他にもワックスを成型する事により金型は基本摩耗しない為、金型寿命は半永久的となる等のメリットも存在します。
では、ワックスからどうやって金属の成型品が完成するか、製造工程をご説明します。